ビーナスラインが解禁された4月下旬、長野県下伊那郡中川村にある陣馬形山キャンプ場を拠点として、ビーナスラインをツーリングしてきました。
男二人旅、とにかく景色を満喫してきました。
- 陣馬形山キャンプ場でのキャンプの様子が知りたい人
- ビーナスラインをツーリングしてみたい人
- ツーリングでの素晴らしい景色を見て見たい人
今回の見どころは以下の通り。
- 陣馬形山キャンプ場の360°パノラマビューと夜景
- 南アルプスや木曽山脈を眺めながら走る爽快路
- 北アルプスの壮大な自然の中を走るビーナスライン
キャンツー全体を通して、雄大な自然を満喫する大満足なキャンツーになりました。
一日目:ビーナスラインを翌日朝から攻めるために前泊キャンプ
目的地:陣馬形山キャンプ場
一日目の目的地は、長野県下伊那郡にある「陣馬形山キャンプ場」です。
ゆるキャン△にも出てきたキャンプ場なので割と有名です。
以前は無料キャンプ場だったようですが、現在は有料で運営されています。
二日目は朝からビーナスラインを攻めたかったので、前泊して長野県入りするための拠点として設定しました。
景色がすごいとの前評判だったので、見てみたかったしね!
出発
いつものように、ハンターカブのリアキャリアにガシガシとキャンプギアを積んでいきます。
今回は、ロングツーリングになりそうだったので、いつものパップテントは諦めて、軽いツーリングドームを選択しました。
キャンプメインの時はパップテント、ツーリングメインの時はツーリングドームと決めています
前日は夜まで雨が降っていたので、朝靄がまだ立ち込めていました。
いそいそと友人との合流ポイントに向かいます。
合流
友人のハンターカブ(左)は、フロントキャリアにステイシーを積んでいます。
これがちょっと羨ましかったりしています。
買い出し
キャンプ場がある中川村で一番大きなショッピングセンターに買い出しです。
今回は絶対に買いすぎないように!と言い聞かせたつもりなんですが、肉やら酒やらびっくりするくらいに買い込んでしまいました。
ハンターカブならたくさん積めるからね…うん。
ランチ
お昼もいい時間となり、とりあえずランチを食せるいい感じのお店を見つけました。
ネットでは唐揚げ定食がオススメされていましたが、他の定食もすっごく美味しそうで迷いました、が、やっぱり唐揚げ定食に決定。(写真のビールケースが個人的には惹かれます)
二種類の唐揚げがとても美味しくボリュームも満足。930円也。
小渋ダム
お腹がいっぱいになり、キャンプ場に向かう前にせっかくなので中央構造線(日本列島を縦断しているとても長くて古い地層)を見に行くことにしました。
小渋川沿いの道はとても走りやすく、高低差もあるのでなかなかの景色が楽しめます。
小渋ダム付近の道から見える景色、なかなかの絶景じゃありませんか?
本当は小渋ダムから県道210号線を北上していけばキャンプ場まで行けるんですが、時間がまだあるので中央構造線の地層が表面に露出している「北川露頭」に行くために、国道152号線を北上します。
中央構造線 北川露頭
これが北川露頭と呼ばれる地層断面です。
日本列島がまだ中国大陸とくっついていた頃に大陸の地層と海から迫り上がってきた地層がぶつかって出来たとても古い断層なんだそう。
九州から四国、本州とつながっている、すごい地層だってことだそうです。
国道152号線はその断層に沿って走っているというのも面白い話です。
陣馬形山キャンプ場
あれこれ寄り道している間に、チェックインの時間が迫ってきました。
急いでキャンプ場にチェックイン。
受付ではクラフトビールや氷が売っていました。
ちょっとお高くて私には手が出ない…4桁円は庶民の飲み物ではありませんね。
ステッカーがかっこ良くて欲しかったんですが、お兄さんの説明を聞いているうちに買うことを忘れてしまいました。
ここのキャンプ場は、バイクの乗り入れはできませんが手押しのキャリーカーを貸してくれるので、苦労なくサイトに荷物を搬入できます。
とにかくテントを立ててしまいます。
こんな感じでサイトが完成しました。
陣馬形山キャンプ場のサイトは、山頂近くの「360ーサンロクマルー」、一段下の「空ーKUー」、一番下の「森ーMORIー」の3段に分かれています。サンロクマルはその名の通り360°パノラマビューが楽しめます。
写真のサイトは一段下の「空」です。
「空」サイトの別角度。近くに炊事場があり超便利。
「360ーサンロクマルー」サイトの全景です。
「360ーサンロクマルー」サイトから山頂への階段が続きます。山頂まではほんの数分の距離です。
トイレはまるで高速道路のSA・PAのトイレのようでとても清潔です。
夕日がとても綺麗。
山頂から見える夜景です。実物は写真よりもずっと綺麗でした。
日がとっぷりと暮れて、焚き火が美しく見えます。
料理は撮影データが壊れて何も残っていませんでした。
夜は焚き火を眺めつつ、お酒を飲みながら団欒タイムを楽しみました。
おやすみなさい。
二日目:キャンプ場からビーナスラインへ
起床からチェックアウト
おはようございます。
山頂から見た御来光です。
昨夜のお酒とキャンプ場に来ている興奮からかあまりよく眠れず、前日の疲れがまだ残っている感じ
朝日に照らされて木曽山脈が美しく映えます。
この時、たくさんのキャンパーさん達が撮影に登頂していました。
昨夜はお肉を食べすぎて胃がもたれている感じ。もう歳ですね。朝ごはんは昨夜の残りを焼いて軽くすませます。
これがキャンプ場備え付けのキャリーカー。大八車というんでしょうか。
バイクに荷物を固定します。
キャンプ場をチェックアウト。
いざ、今回の旅のメインのビーナスラインへ向かいます。木曽山脈を見ながら快走♪
道の駅ビーナスライン蓼科湖
ビーナスライン最初の立寄場所は「道の駅ビーナスライン蓼科湖」
道の駅の駐車場から湖が見えます。
バイクを停めて少し休憩…
女の神展望台
次の目的地は女の神展望台(メノカミテンボウダイ)
思いの外絶景な展望台です。走ってきたワインディングを見下ろすことができます。
蓼科は企業や自治体の研修施設や保養所、個人の別荘などがたくさん点在していますので、その様子も一望できます。
車で女性一人旅をしていたマダムがいらっしゃったので、少し歓談しました。車で長野を数日かけて回っているそうです。
延々とつづく白樺の森。こんな道ならずっと走っていたいです。
女神湖
ビーナスラインにある湖はとりあえず全部制覇しようと、次の目的地は女神湖です。
ビーナスって言うくらいに、この辺りの地名や観光地は女神に関係するものが本当に多いですね。
このアングルでの記念撮影が段々定番になってきました。
女神湖は湖沿いに一周できるので、軽く走ってみるのがオススメです。とにかく道が気持ちいい。
白樺湖
この辺りで最も観光地化が進んでいるのが白樺湖でしょう。中部地方の方なら、池の平ホテルのCMは一度は見たことあるんじゃないでしょうか。
レジャーランドがあったりして、とにかく観光地化が進んでいますので、絶景ファンには少し物足りない感じです。休憩も必要なかったのでそのまま通り過ぎました。
白樺湖から車山高原方向に進むと、すぐに高原らしい道路になります。
この辺りからすれ違うバイクの数も増えました。
車山高原+単車神社
今回の旅の裏目的は、単車神社参拝です。私が勝手に決めてました。
全国にいくつかバイク神社はありますが、この神社はできたばかりの新しい神社(令和4年8月)です。
ネットで見かけたご朱印帳を購入したかったのですが、この時はまだビジターセンターの営業期間前だったようで、購入はできませんでした。
スキー場の駐車場の隅にひっそりと鎮座されています。
クラウドファンディングで資金調達を行ったそうです。
旅の安全を祈願しました。
霧ケ峰の駐車場は多くのバイカー達が休憩するスポット。おトイレ休憩だけしました。
たくさんのバイクとすれ違います。
標高が段々と高くなってくると、景色も一段とよくなります。
見晴らしが良くてかっ飛ばしたい気持ちになりますが、上り角度もそれなりにキツイので、125ccの程よい加速で我慢です。(正直言うと、急坂はなんとかやっと登っている感じでした…)
四月下旬、まだ残雪がありますね。
美ヶ原高原
ようやく最後の目的地です。
先に登ってきていたVストロームのご夫婦タンデムバイカーさんとバイク談義。
この場所は駐車場なのですが、良い景色です。
本当は、もっと奥の方まで歩いて行くと、「これぞ美ヶ原高原」という景色が広がっていたのですが、帰りのことを考えるとあまりゆっくりしていられない事情もあり、早々に雰囲気だけ眺めて帰路につきました…
本当は高原を歩いて散策するのがおすすめです。>>美ヶ原高原公式HP
まとめ
1泊2日の旅でしたが、なかなかのボリューム感のある旅になりました。
陣馬形山キャンプ場での絶景、ビーナスラインでの絶景…
社会人でたまにしかキャンプツーリングにいけない身の上ですが、しっかり計画を立てて望めばいろんな景色を堪能することができますね。
今回の旅の様子はYouTubeにもアップしていますので、よろしかったらぜひご覧ください。
このブログでは、バイクとキャンプに関する記事を掲載していますので、ぜひもう一つ読んでいってください。