今回ご紹介するスポットは、岐阜県高山市にある「鈴蘭高原」。
展望台の標高は1,338m、目の前に御嶽山の雄大な姿に臨むことができます。
多くのライダーが展望台の石碑前で記念写真を撮っています。
標高はそこそこでも、見渡す限りの緑の大地は大迫力。
森林の中を走り抜けるワインディングロードは十分に走りごたえがあります。
この記事を読んで興味が出たら、ぜひ行ってみてください。
「次のツーリングはどこ行こうかな?」
せっかくの休日にバイクに乗るなら、良い景色が見たい、美味しいものが食べたい、素晴らしい泉質の秘湯に浸かりたい。
そういう妄想を膨らませながらツーリングマップを見てあれこれ考えるのも楽しい時間です。
しかしツーリング計画を立てるのって意外と面倒くさいんですよね。
- そもそもどこへ出かけたらいいのかわからない
- コースの難易度は自分に合っているか
- 食事やトイレ休憩をする場所があるか
- 給油の心配はどうか
- バイクから下車して観光できる場所はあるのか
などなど、考えるべきことも沢山ありますよね。
この記事カテゴリーでは、私の30年のバイクライフの中で実際に行ってみてお勧めしたいと思ったツーリングスポットをご紹介しています。
記事中では実際のツーリングに必要な
- おすすめコースと所要時間
- フォトスポットや絶景ビューポイントなどの立ち寄り箇所
- 食事処、温泉、ツーリング向き宿泊施設
- 知ってるとツーリング仲間に自慢できるかもしれない豆知識
などをご紹介していますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
PHOTOS
どんな所なのか、まずはイメージしやすいように写真を掲載しておきます。
MAP
鈴蘭峠展望台までは、名古屋から下道で約3時間の距離にあります。
GoogleMapで青く表示されたルートはおよそ15km、約20分の距離です。
各ポイントをクリックすると画面内に地点名が表示されます。
各ポイントのご紹介
道の駅南飛騨小坂はなもも
こちらの道の駅はでは、地元エゴマを使ったここオリジナルのタレの五平餅が大変人気だそうです。
私が行った時はまだ開店前で、残念ながら諦めました。次はぜひ食べてみたい!
喫茶店は午前8時からモーニングサービスをやっており、地元の方々が多く利用されていました。
地元野菜やお土産の購入にもお勧め。
道の駅を出て、県道441号線を鈴蘭峠方向に走る道はこんな感じ。
抜けるような青空と新緑のコントラストが非常に美しい道路でした。
銀右ヱ門滝
県道441号線を走っていると、突然道路沿いに現れる銀右ヱ門滝。
思わずバイクを止めてカメラを構えたくなるような構図です。
夏に通りかかると涼しそうですね。
滝の水量はまずまず。
岩肌を滑り落ちるように流れる滝の水音に気持ちが癒されます。
鈴蘭峠
ワインディングを楽しんでいると突如現れる鈴蘭高原の黄色い看板。
正面に道路真ん中に生える木が見えています。
峠には石碑が建てられています。
標高は1,250mですが、ここからは視界が悪く展望は期待できません。
峠道のど真ん中に一本生えている木。
ここで写真を撮るライダーが多いようでSNSにはこのアングルでの記念写真が多いですね。
展望台までの道に、綺麗な八重桜(?)が咲いていたので思わずパシャリ。
五月も下旬に入ったというのに、こちらの方はやはり気温が低いのでしょうか。
鈴蘭峠展望台
展望台からの眺めは最高!
まだ雪の残る御嶽が目の前に見えます。
自分の足元から御嶽までずっと緑の大地が続いています。
とても壮大な景色です!
元々はゴルフコースとして開発された鈴蘭高原。
巨大な資本の恩恵もあってか、立派な石碑が建てられています。
石碑の字が達筆すぎて、「鈴菌」に読めるのは私だけでしょうか?
鈴菌などと言っていたら、SUZUKIライダーさんがやってきました😅
ちょっとご挨拶。
ソロツーやってると、こういう出会いが嬉しかったりします。
展望台から少し北に進んだところに真新しい東屋がありました。
気になって調べてみたら、2024年5月(なんと建ててから数日しか経っていない)に出来た「バスの止まらない停留所」という場所だそうです。名古屋市の鯱バスが協力しているので停留所なんだそうです。
鈴蘭高原のおすすめポイント
- ツーリングシーズンでも比較的交通量が少ない
- 大自然を感じながら快適ツーリングができる
- 他の近隣コースにもアクセスしやすいのでプランのプラスαに最適
鈴蘭高原のイチバンの魅力は、展望台からの絶景です。
岐阜の山深さを実感できる壮大な景色でした。
バイクシーズンでも割と交通量は少なく、穴場的な雰囲気も良いですね。
ロケーション的に御嶽や乗鞍といった他のコースへのアクセスもしやすく、ついでに回ってみるにはもってこいのコースでした。
注意すべきポイント
- 休憩場所が少ない
- コース単体ではボリュームが少ない
- 他のコースと併用した場合、給油ポイントに注意
一方で、ちょっと留意しておいた方が良いかもしれないのが、休憩所が少ない点です。
山頂やコース途中には一般ライダーが利用できる休憩所は無く、トイレ休憩をしたくなったら麓まで降りるしかありません。
同様に給油も同じで、この先山奥に向かう他のツーリングコースへの流入を考えているなら、しばらく給油ポイントはありませんので、山に入る前に給油をしておく方が良いと思います。
交通量が少なくて走りやすいコースなのですが、逆を言えばマシントラブルやガス欠を起こしてもしばらく助けが来ないということです。
どのような山道を走る場合にも言えることなのですが、トイレや給油はあらかじめ直近の街で済ませておくのがベターです。
もし山奥でマシントラブルに遭遇した場合に備えて、普段から対応をシミュレーションしておくのも有効です。
ロードサービスなどの連絡方法もしっかり事前確認をしておきましょう。
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合わせて行きたい近隣コース
- 野麦峠
まとめ
鈴蘭高原は麓から15kmと距離は少ないですが、標高がそれなりにあり素晴らしい景色に出会えるコースでした。
鈴蘭高原を単体で目的地にするよりも、そのままついでに走ることができる濁河温泉方面の県道441号線、周辺の野麦峠、木曽街道なども全体のコースとして組み入れると、満足のいくツーリングコースが出来上がると思います。
ただし、小排気量バイクなどタンク容量の少ないバイクで走る場合には、ガソリンの残量には十分注意してください。
私のように山を走るのが好きな方は、万が一のことを考えてバイク専門のロードサービスへ加入しておくことをお勧めします。
山で動けなくなった場合、保険付帯のロードサービスでは無料レッカー距離50kmとかすぐに超えてしまいますからレッカー料金だけでもかなり高額になってしまいます。
トラブルに万全に備えて、ガンガン山に入っていきましょう!