こんにちは、あだハンです。
モトブログ始め方シリーズ2回目は、
モトブログで撮影に使うカメラ台数って何台必要なの?
について考えていこうと思います。
実はこれ、動画スタイルや撮影方法、好みによってかなり差が出るポイントです。
カメラ台数が多ければ、同時にマルチアングルで撮影できるため有利になってきます。
でも、機材管理やコスト負担もかなり大変。
そこで、「初心者が始めるならこれだけあるとまずは安心」という視点で解説していきますね。
モトブログで撮影したいシーン
カメラ台数を考える際に、まずは撮りたいカットについて考えてみましょう。
「どうしてもこのカットは外せない」と思うシーンがあるなら、必要なカメラ台数も決まってきそうですよね。
走行中の前方の景色
モトブログなら当然外せないのが走行中の前方の景色です。
どんな場所を走っているのか、視聴者にわかりやすく伝えるためには欠かせないシーンです。
視聴者に、まるで自分がバイクに乗っているような臨場感を伝えるためには、前方の景色だけでなくできればハンドル周りも映したいところ。
そこで、カメラのマウント方法としては
- ハンドルにカメラを取り付ける(ハンドルマウント)
- タンクにカメラを取り付ける(タンクマウント)
- ヘルメットにカメラを取り付ける(ヘルメットマウント)
- 首からカメラをぶら下げる(ネックマウント)
- 胸にカメラを取り付ける(チェストマウント)
などがよく使われています。
特にヘルメットマウントでは、アゴ部分(チンマウント)、ヘルメットの頭頂部(トップマウント)、ヘルメットの横部分(サイドマウント)が使われています。
その他、重量の軽いアクションカムなどでは、ミラーステーに取り付けたりハンドルバーエンドに取り付けている場合もあります。
走行中の自撮り
前方の景色のカットだけでは、視聴者も飽きてしまうため、ライダーの姿を映すカットも欲しいところ。
自分自身は全く映したくない場合は必須ではありませんが、トークを入れるスタイルなら、あった方が無難です。
身振り手振りも入れやすいので、見やすい動画になりますね。
この場合のマウント方法として
- ハンドルマウント
- ミラーステーマウント
が多いです。
身体からカメラが近いと、画角が見切れてしまうため、できるだけ離した場所にマウントする必要があります。
この場合もライダーだけが映っているより、バイクの一部も見えているとモトブログ動画らしくなります。
ライダーの後ろ姿を映したい場合には、リアシートやリアカウルにカメラをマウントする場合もあります。
走行中のバイクを撮影する
前方の景色とライダーの自撮りカットがあれば、モトブログとして成り立ちます。
しかし、走行するバイクの姿も映してあげたいじゃないですか。
ただ、この場合はなかなかマウント方法が難しくなります。
- 車体フレームにマウントする(車体サイドから映す)
- 前輪部分にマウントする(ヘッドライトやフロントフォーク周辺など)
- リアキャリアなどにマウントする
- 仲間のライダーに撮影してもらう
カメラの取り付け位置がどうしても車体と近いため、斜め前や斜め後ろからのアングルで撮影距離を稼ぐしかありません。
どのアングルやカットが一番バイクをカッコよく見せられるか、試行錯誤するしかないです。
全体を映そうとするとかなり難易度が上がりますが、一部分を効果的に使うという考え方もあります。
- 前輪タイヤと路面の接地箇所を映す
- ライダーの足によるペダル操作を映す
- 路面の水平とバイクのバンク角を映す
こういったカットが所々で使われていると、動画が洗練された感じがしますね。
シネマティックな動画を目指したい場合にはこのようなカットを意識的に取り入れる必要があります。
バイク降車後のVlog撮影
モトブログでは、撮影のチャンスは走行中だけではありません。
休憩や目的地到着でバイクを降りた場合にも気が抜けませんよ。
停車した場所の説明のための全景や建物を撮影、購入した食べ物を美味しそうに撮影、自分自身のトークを撮影など、撮影ポイントはいろいろあります。
その場合のカメラとしては手持ち撮影か三脚での撮影となるため、バイクにマウントしていたカメラを外してマウントし直すか、別のカメラを使用することになります。
理想的なカメラ台数(工夫次第で1台でもできるよ)
それでは実際どれくらいのカメラ台数で撮影するのが現実的なのか、気になりますよね。
はい、言い切りました。
モトブログをやる上で、これくらいは欲しいところ。
カメラの内訳は次のとおり。
- アクションカムでヘルメットマウント
- ハンドルマウントで360°カメラ
- Vlogカムで降車後の撮影
ヘルメットマウントでは、特にアゴ(チンマウント)にアクションカム(GoProなど)取り付けると、撮影者の視線と連動して画角が動くので臨場感が出やすいです。
360°カメラでハンドルマウントすることで、ライダーの姿や流れる景色を撮影することができます。
あとはキャンプツーリング等ではキャンプ中暗所の撮影も発生するので、Vlogカム(sony zv-1Ⅱなど。もちろん余裕があればデジタル一眼なら直良し)が役立ちます。
いやいや、いきなり3台も揃えられないよ…
すみません、がっかりしないでください。
最初から3台なくてもなんとかなります、次に解説しますね。
360°カメラ1台だけでもモトブログはできる
insta360などの360°撮影ができるカメラなら、前方の景色もライダーの姿もバイクの姿も全部映すことができます。
なぜなら360°を撮影しているので、欲しいシーンで欲しいカットを後から編集で調整することができるからです。
マウント方法のオススメはハンドルマウントですが、停車時にフレームに取り付け直したりして場所を変えると画角に変化が出て面白いです。
難点があるとすれば、ヘルメットマウントには向かないのでトークを入れられにくい所。
これは無線トランスミッターを使うか(コスト高)編集時にアフターレコーディングを入れることで対応できます。
あとは、降車時の撮影の問題がありますが、insta360でもカメラと本体が別々になるモジュール式(insta360 one RSなど)を購入し、通常レンズに切り替えることで通常のアクションカムのように撮影ができるようになります。
それよりも、iPhoneなどのカメラ機能でサクッと撮影してしまうのも大いにアリです。
モトブログを始めてみたけれど、やっぱり続けられないという人もたくさんいるので、最初はとにかく少ない機材から始めてみるのがオススメです。
自分に合ったカメラをレンタルで試すのもアリ
360°カメラ1台でモトブログをやり始めたら、おそらく近いうちに物足りなさを感じることと思います。
やはり画質や音質の問題だったり、マウントの載せ替えや360°撮影の編集のわずらわしさが気になってくるからです。
カメラを追加購入しようといろいろな情報に接するうちに、どのカメラが本当に自分が欲しいものなのかわからなくなってしまうのはよくある話。
カメラのレンタルサービスを使えば、一回数千円〜のコストで一通りのカメラの使い勝手を試すことができます。
撮影スケジュールに合わせて申し込めば郵送されてきますし、撮影が終わったら郵送で送り返すことができます。
モトブログをやり始めて、カメラに悩み出したら一度検討してみてはいかがでしょうか。
様々なカットや画角で動画をより面白く見せよう
動画編集をやるようになると、「この画角ばかりだな」「ここであのカットが欲しかった」等を強く感じることがあります(多分どんな人でも共通)。
カメラ台数が多いと、それだけで編集時に助けられることも少なくありません。
視聴者は同じカットが連続すると、飽きがきて視聴をやめてしまいます。
効果的にカットを切り替える必要があるため、同じ場面を複数のカメラで撮影しておくのがやはり一番編集が楽になりますね。
もし360°カメラ一台で撮影するなら、編集時に同じシーンを複数のカットになるように編集することで飽きのこない動画を作ることができますが、データが飛んでしまった場合には救済方法はありませんのでご注意を。
このシリーズではこれからモトブログを始めてみたい方へ役立つ記事をどんどんアップしていきますので、ぜひ他の記事も読んでみてくださいね!