CT125ハンターカブにグリップヒーターを取り付けてみた|キジマGH07

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こんにちは、あだハンです。

真冬のライディングでは、指が凍えてちぎれそうに痛いことありますよね。

何より一番の解決方法はグリップヒーターを導入することです

ハンドルカバーを付けたり、冬用のグローブを付けたりするよりも、ずっとライディングが快適になります。

取り付けにはスロットルパイプの加工が必要で、少しコツが要りますが、導入してしまえば冬の寒さに怯えること無く快適なツーリングが楽しめますよ。

今回の記事では、実際に私がグリップヒーターを取り付けた様子をご紹介しながら、取り付けの手順やポイントについて解説していきます。

この記事を書いた人

HONDA CT125 ハンターカブに乗ってキャンプやツーリングに出かけるのが趣味です。バイク歴は20年くらい、排気量がだんだんサイズダウンして今のハンターに落ち着きました。キャンプ歴は16年くらい、ソロでは3年くらいやっています。
ブログやTwitterYoutubeでキャンプツーリングの話題を発信しています。ぜひチェックしてみてください!

思い返すとHONDAバイクばかり乗っています。
目次

キジマグリップヒーターGH07の紹介

今回購入したのはキジマのグリップヒーターGH07標準ハンドル用115mmです。

同じGH07でも、サイズ展開が

  • 標準ハンドル用 115mm
  • 標準ハンドル用 120mm
  • 標準ハンドル用 130mm
  • インチハンドル用 130mm

とあるので、購入時には注意してください。

内容物はこちら。

本体の他に、配線用コネクター、エンドキャップが同梱されています。

キジマGH07の特徴

  • スイッチ一体型
  • 5段階の出力調整
  • 全周ヒーター
  • バーエンドタイプ、非貫通タイプに両対応

今回、キジマGH07を選んだのはスイッチ一体型で全周ヒーターだったから。

グリップヒーターは冬に活躍するアイテムですが、一度取り付ければ一年中使う事になります。

ハンドル回りをゴチャゴチャさせたくない、見たくない!ということで、スイッチ一体型にしました。

さらに全周ヒーターがやっぱり便利です。

半周ヒーターで一部分が冷たい場合、握っている手はほとんど動かせないわけですから、冷たいところがずっと冷たいのは耐えられないと考えたからです。

さらに5段階の出力調整がついています(下図参照)。

出典:キジマ公式HP

出力が20%→40%→60%→80%→100%と上がります。

LEDインジケーターもそれに合わせて青から赤まで変化します。

あとは、グリップヒーター自体が筒状になっているため、バーエンドも好きな物が取り付けられます

ハンターカブへのグリップヒーター取付の様子

実際に私が、グリップヒーターを取り付けた手順とその様子を解説していきます。

作業手順

STEP
グリップラバーの取り外し

まずはじめ、純正のグリップラバーを取り外します。

バーエンドのネジは堅く締め付けられているので、インパクトドライバーなどがあれば便利です。

ラバーはパーツクリーナーやシリコンスプレーなどの細いノズルを差し込みながら吹きつけ、摩擦を減らして少しずつずらしていきます。

右手側はスロットルパイプの凹凸で滑らせることができないため、力業でめくっていきます。

STEP
スロットルパイプの加工(右手側のみ)

スロットルパイプは凹凸があるため、そのままではグリップヒーターが取り付けられません。

カッターなどで凸部分を削り落とします。(わずかに凹凸を残しておくのがポイントです)

STEP
グリップヒーターの取り付け

パーツクリーナーなどを吹き付けながらグリップヒーターをはめ込んでいきます。

ねじるのは厳禁、中の配線が断線する可能性があります。

STEP
配線の取り回し

ハンドル操作の邪魔にならないよう配線を内部に配置します。

STEP
アクセサリー電源への接続

付属の配線コネクターや自作ギボシなどでアクセサリー電源に接続します。

取り付けの様子

バーエンドを外します。写真はすでにネジが緩んだ状態です。

バーエンドがくるくる回るため、ショップタオルで保護しながらプライヤーで固定しました。

バーエンドのネジが堅すぎて、普通のドライバーでは歯が立たなかったので、インパクトドライバーを使用しました。

あっという間に外れました。

バーエンドが外れたら、グリップラバーを外すだけですが、このステップがむちゃくちゃ力と時間が必要でした。

左手側はパーツクリーナーで潤滑しながら回し抜けたのですが、右手側はスロットルパイプの凹凸があり、簡単には抜けてくれません。

写真左側の一番広がったラバーをつまんで、ひっくり返しながら少しずつ力業でめくりとりました。

ちょうど脱いだ後の靴下がひっくり返る感じです。

ネットでやり方を見ていたら、ラバーを切って外してしまう人もいましたが、切ると二度と使えませんのでご注意を。

スロットルパイプの凹凸を削るために、最初はサンドペーパーでチャレンジしてみましたが、時間がかかりすぎるので諦めました。

メーカー推奨のカッターで切り落とす方法にしてみました。

絶対こっちの方が楽です。

最初はスロットルパイプの加工に抵抗があったのですが、削らなきゃグリップヒーターが取り付けられないのでガシガシと削っていきます。

ただ、ここでツルツルにしてしまうと、アクセルをひねったときにグリップヒーターがくるっと回ってしまうので、わずかに凹凸は残すようにします。(カッターでの削り残しぐらい残っていれば十分です)

ぐいぐいとグリップヒーターを差し込んではめ込んでいきます。

ねじりながら入れてしまうと、グリップヒーターの電熱線が断線する可能性があるので、できるだけ真っ直ぐ差し込んでいきます。

バーエンドを取り付けた状態です。

本製品には薄っぺらのエンドキャップも同梱されていますが、チープな感じがしたのと、転倒時にグリップヒーターまで傷めるのが嫌だったので純正のバーエンドを付けました。

左手側には一体型スイッチがあります。

グリップヒーターを差し込む際には、スイッチの角度がちょうど良くなるように角度を定めてから差し込むと良いです。

デイトナDユニット(加工中でフタ開いてます)

ハンドル操作の邪魔にならないように配線を通したら、アクセサリー電源に接続して完成です。

付属の配線用コネクターを使っても良いのですが、私は以前デイトナのDユニットを取り付けていたので(写真中央)、そのアクセサリー電源に接続しました。

接続にはGH07の端子のギボシ化加工が必要ですが、車体配線に傷を付けたくなかったのでこちらの方が良かったのです。

グリップヒーター以外にもUSB給電やフォグランプなどを後付けしたい人にはDユニットはオススメです!

後から電装品を増やす際に、「どこから電源とろうか」と考えずに済みます。

これから電装部品を増やそうという人にはオススメです

取り付けに苦労したポイントとコツ

初めて取り付けをする人がハマりそうなポイントを解説します。

右手側のグリップラバーはかなり外すのが大変

グリップラバーは本当に外すのが大変でした。

左手側はパーツクリーナーの細いノズルを差し込んで、たっぷり潤滑させてから回せばなんとか外すことが出来ます。

しかし問題は右手側。

プラスチック製のスロットルパイプにあまり付加をかけたくないし、回そうとしてもびくともしません。

潤滑させても全く無駄でした。

外して分かったのですが、スロットルパイプにはかなりの大きさの凹凸があります。

靴下をめくりながら脱ぐように、少しずつめくって外すことが出来ました。

指の力がハンパなく必要です。

ラバーを切って外す人がいるのもうなずける難易度でした。

あだハン

初めてやると、先行きが不安になるほどの難易度でした

スロットルパイプの加工は思い切ってやる

スロットルパイプには凹凸があるので、とにかくこれを平坦にしなければグリップヒーターがはまりません。

「これ失敗したら後戻りできないやつ…」と加工には抵抗があったのですが、結局がっつり削りました。

最初はサンドペーパーでチャレンジしましたが、時間がかかりすぎるので、カッターでの削り落としましたが、こっちが正解でした。

加工の具合は下の図の通り。

わずかに削り残しがあるほうが、施工後にグリップヒーターが空回りしません。

特にバーエンド側は高さがあるのでしっかり落としました。

あだハン

純正部品を加工するのは、後戻りできない恐怖があります…

ハンターカブではハンドルバー直径の調整は不要だった

本製品は汎用品なので、ハンドルバーの直径の調整ができるように接着シート付きのアルミシートが同梱されています。

今回ハンターカブに取り付ける際には特に必要ありませんでした

すでに2ヶ月ほど毎日使っていますが、ずれたり抜けたりする気配は全くありません。

ボンドも不使用でした。

グリップヒーターを取り付けてわかったメリットとデメリット

グリップヒーターGH07を取り付けてみて感じたメリットとデメリットについて解説します。

メリット
デメリット
  • とにかく暖かい
  • スイッチ一体型ですっきり
  • 出力調整がありがたい
  • 全周ヒーターで全体が暖かい
  • わずかに直径が大きくなる(はじめは違和感)
  • 加工が必要

メリット

とにかく暖かい

指がちぎれそうにかじかむ真冬の早朝でも、グリップヒーターがあればとても暖かいです。

一度経験してしまうと、これが無ければもう冬のライディングは無理だと思えます。

スイッチ一体型ですっきり

スイッチが一体となっているため、スイッチの位置が指ですぐに探し当てられます

ハンドルカバーをさらに付けた場合にも、スイッチを目視確認することなく操作できます。

出力調整がありがたい

細かく出力の調整ができるため、走り始めはガンガンに温めておいて、暖かくなったら適正出力に落とすことができます。

これはなにげに便利です

出力100%でずっと使っていると、低温火傷になりますから気をつけてください。

全周ヒーターで全体が暖かい

キジマGH07は全周ヒーターなので、半周と違いどこを握っても暖かいです。

バイクの握りはそう変えられるものではないので、やっぱり全周の方が助かります。

デメリット

わずかに直径が大きくなる(はじめは違和感)

デメリットと言うほどのポイントではありませんが、純正よりもわずかに太くなるため、握りの感覚にはじめは違和感を感じます。

が、ハンターカブの場合そもそも純正が細いため、わざわざ太くカスタムする人がいるくらいなので、ちょうど良いと思う人も多いでしょう。私も太い方が好みです。

加工が必要

一番のデメリットは、やはりスロットルパイプの加工が必要なことです。

初めてやるには勇気が必要です。

しかし、これさえやってしまえばメリットの方が大きすぎます。

まとめ

グリップヒーターを導入すれば、真冬のライディングが想像以上に快適になります。

今回ハンターカブに取り付けたキジマのグリップヒーターGH07は、

  • スイッチ一体型でハンドル周りがすっきりできる
  • 5段階の出力調整が付いている
  • 全周ヒーターでどこを握っても暖かい

と理由で選びました。

いざ取り付けるとなると、初めてでは分からないポイントやコツがありなかなかに苦労しましたが、今回の記事では私が苦労したポイントについて解説しました。

この記事を見てやって頂ければ、初めての人でもなんとなくイメージが付いてすんなりと施工出来るのでは無いかと思います。

2ヶ月程使ってみた感想ですが、

もうこれ無くして冬のライディングなんて考えられない

というレベルです。

寒さ対策で電熱グローブを購入するくらいなら、グリップヒーターを導入してしまった方がコストパフォーマンスも良いと思っています。

私の場合はグリップヒーター+ハンドルカバーを使用していますが、-5℃の真冬の早朝でも、夏用の薄いグローブで全く寒く感じませんでした。

指のかじかみはハンドル操作を誤らせる原因となりますので、安全対策のためにもぜひ導入を検討してみてください

ハンターカブには標準ハンドル用115mmです

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