こんにちは、あだハンです。
ハンターカブのヘッドライトが暗いことはよく言われていることですが、実際に乗ってみると本当に暗くて、走行中恐怖を感じるほどです。
ヘッドライトの暗さを克服する手っ取り早い方法は、フォグランプ(フォグライト・サポートライト・補助灯)を後付けすることです。
通勤通学の足として街中で使っているだけならノーマルでも問題ありませんが、ツーリングに出かければ日が暮れてからも走行することは容易に想像できます。
さらに、ハンターカブは特に山道や林道などにも出かけることも想定され、そんな道は日中でも薄暗いことが多く、山中は日が暮れるのも早いです。
山の中は明かりが全くないので、ノーマルライトではとても暗く感じて、正直運転には危険な状態です。
フォグライトってやっぱり付けた方がいいかなぁ〜
ハンターカブのライトってどんなのがあるの?
実際にフォグライトを半年使ってみた感想と
よくハンターに取付されているライトについて説明します
今回の記事では、ハンターカブにフォグランプを取り付けてみて半年経った感想と、ハンターカブによく取り付けられているフォグランプの製品について解説していきます。
ノーマルヘッドライトとフォグライト比較
まずは、フォグライトを付け場合にどれだけ明るくなるのか画像で比較してみます。
月明かりもない新月の夜、午前3時30分ころの街灯も少ない道路での撮影です。
GoProで撮影した動画の切り抜き画像で、実際よりも暗く撮影されていますが、比較した様子は見て取れると思います。
ノーマルライト
ノーマルのヘッドライト(Low)のみを使用している状態をGoProで撮影したものです。
ほんのりわずかに明るいだけです。
フォグランプ
同じ環境で追加でフォグライトを付けた場合です。
より明るく、遠くまで照らしています。
路肩の状況もよく見えます。
夜のツーリングではやっぱりフォグはあった方が良い
夜にツーリングをするときは、やっぱりフォグライトはあった方が良いことは一目瞭然ですね。
フォグライトを付けることで、視認性が良くなるのはもちろんですが、対向車へ自車の存在を知らせるという面でも交通安全に有効だといえます。
- 視認性が良くなる=飛び出しや落下物などの危険を早く察知できる
- 対向車へ自車の存在をアピールできる=急な合流など他車との接触事故防止につながる
半年使ってみた感想としては、
というのが結論です。
ハンターカブのLEDライトは、決して暗いわけではないのですが、直進性が高く広がりが少ないため、走行中に照らしてくれる路面面積が少なく感じます。
特に田舎道や山道などを走る際には、ビームが当たっていないところは真っ暗なため、走行していて恐怖を感じるほどです。
補助灯を付けて道路全体、周辺状況を広く明るくすることで、格段に走りやすくなりました。
ハンターカブ用に販売されている各社製品
ハンターカブのライトが暗い事は有名ですので、各社いろいろなところがハンターカブ用としてフォグランプの発売を開始しました。
ここでは特に有名なメーカー・製品をご紹介していきます。
SP武川
SP武川から出ているフォグランプキット3.0(950)は、消費電力6.5Wに押さえながら十分な明るさを発揮する小型バイク用の補助灯です。
フォグランプキットそのものは汎用製品ですが、マウントする方法によりセットが異なりますので、ご自身の装着したい箇所に合ったキットを購入する必要があります。
ハンターカブの場合は、ヘッドライトステー用、SP武川サブフレームキット用、PS武川レッグバンパー用の三種類が用意されています。
サブフレームキット用はφ25.4mm(ノーマルエンジンガードはφ19mm)のパイプクランプが付属しているので、お使いのエンジンガードのサイズが合う物であれば取付は可能と思われますが、汎用品のパイプクランプを調達して安価なヘッドライトステー用キットを取り付けても良いですね。
ヘッドライトステー用
SP武川サブフレームキット用
SP武川レッグバンパーキット用
画像はSP武川公式HPより引用
キジマ。
キジマのフォグランプキットは、見た目も美しく、2灯合計の消費電力が18Wで、照射範囲が水平に広いライトです。
公式HPではグリップヒーターとの併用は不可との記載があります。
また、ヘッドライトステーに取り付けるブラケットが同梱されていますが、他の取付箇所に対応したマウントはハンターカブ用としては販売されていない状態ですので、もしエンジンガードなどに取り付けたい場合にはマウントを別に調達する必要があります。
キタコ
キタコから発売されているLEDシャトルビームKITには、ヘッドライトステー用とキタコ製ブッシュガード装着者用の2種類のキットが発売されています。
消費電力は2灯合計で20Wと強力です。光の広がり方は円形です。
ランプのカラーはイエローとクリアーのどちらかを選んで購入する必要があります。
キタコ製ブッシュガード装着者用キットの取付位置
ライト色:イエロー
ライト色:クリアー
画像はキタコ公式HPより引用
※キタコ社製ブッシュガード装着者用キットの2灯売りは執筆時にはネット販売ページを見つけられませんでした。
ワールドウォーク
最近ハンターカブのフォグランプキットをネットで検索すると出てくるようになった会社です。
規模はまだ小さな会社のようですが、ユーザーの声を集めて物作りをする会社として様々なパーツを販売しています。
砲弾型のフォグランプは2灯合計20Wで、カットラインは入っておらず円形に広がるなど、キタコと形も性能もよく似ているのですが、ステーの取り付け形状に特徴があります。
ランプ色はクリアーのみです。
格安中華製フォグランプ
私が現在使っているフォグランプを最後にご紹介しておきます。
2022.8に購入したときは、4,000円くらいで購入した(スイッチ別売り)のですが、この記事を書こうと同じ商品をAliExpressで見てみたところ(2023.2)、なんと1,746円で売っていました(;゚ロ゚)。
中華製の値段の上がり下がりには驚愕します…
この安さで、スペックは以下の様に記載されています。
- ライト色は黄色(ロービーム)と白色(ハイビーム)のデュアルカラー
- 2灯で30W
- 3800ルーメン/set
- 通常使用で最大30,000時間
中華製でAliExpressでの購入ですので、本当のことが書かれているとは限りませんが、確かに2色の切り替え式でしたし、すごく明るいランプでした。
カットラインもなんとなく入っている感じでした。
海外からの発送ですので、到着には2週間ほどかかっています。
この安さでこの性能なら十分満足です。さらに今ならむちゃくちゃ安いのでなおさらですね。
ただ、同じ物をポチったとしても本当に同じ物が届くのか不安はありますね…中華怖い。
実際の取付
私が中華製フォグランプをハンターカブに取り付けたときの様子を少しだけご紹介しておきます。
エンジンガードに付属のパイプクランプを使って取り付けた様子。
ガバガバだったので、ゴムシートをかませています。
電源側はデイトナのDユニットの常時接続から引っ張ってきています。いわゆるバッテリー直結(バッ直)状態にわざとしています。
キャンプ場などで、キーがなくても光源が欲しい場合などを想定しています。
いたずらなどでスイッチを入れられたら、バッテリー上がり必至ですね。(その場合はキックペダルでエンジンかけますが)
写真はまだつないでない状態です。
電源側から伸びたコードです。
それぞれ左右に分かれて1灯ずつランプを取り付けます、3本線のうち一本はスイッチ側(別売り)とつなぎました。
コードの接続部分はギボシ加工が必要でした。
国内製品は加工不要の物が多いですが、中華はただ裸線が出ているだけです。
ライト色白色のハイビームです。
ライト色黄色のロービームです。
まとめ:フォグランプ導入の注意点
今回はフォグランプのご紹介をしました。
フォグランプを取り付けるメリットは、視認性向上と他車へのアピールによる安全確保です。
夜のツーリングが格段に楽になります。
誰にでも導入して頂きたいアイテムですが、注意点もあります。
合計消費電力には注意を!
ハンターカブは125ccの小型バイクですから、バッテリーの性能にも限界があります。
特にグリップヒーターなども導入されている場合、同時使用すると電圧低下により正常な機能が発揮できない場合があります。
同一箇所ルートから何本も電源を引っぱってくると、最悪コードが焼き切れます。
これは各社取扱説明書に必ずといっても良いほど書かれていることです。
ただ、電源を取り出す箇所を分散させたり、ライトの使用電力を低く抑えるなどして対策をしておけば同時使用も難しくはありません。
私個人的なオススメとしては、デイトナのDユニットを導入することです。
比較的安価に対策が出来るのでオススメですよ。
グリップヒーターを導入した時の記事にもこの辺りの説明がありますので、合わせてご覧ください。
当ブログには他にもバイクライフに役立つ記事を掲載していますので、是非チェックしてみてください。