こんにちは、あだハンです。
今回はまだキャンプツーリングをやったことがない人に向けて、実際の1日の流れについて解説していきます。
まだキャンプしたことなくて…キャンプ場ではどう過ごしたら良いの?💦
キャンプでは、どう過ごそうと自由です。
人に迷惑をかけない限り、夜ふかしも朝寝坊もしたい放題です。
とは言え、チェックインとチェックアウトの時間は決まっていますから、限られた時間の中で効率良く過ごしたいですよね。
薪割りなど、日が落ちてからでは危険だったり出来なくなることもありますから、明るいうちにやっておいた方が良いこともあります。
スマートな時間管理ができれば、体力の無駄な消耗も防げますから、結果的に楽なキャンプを過ごすことができます。
この記事では、一泊二日のキャンプツーリングをシーン別に解説して、各段階で済ませておいた方が良いことなどを解説していますので是非最後までご覧ください。
早朝:出発〜観光
キャンプツーリングに出発する際に一番大切なこと、それは忘れ物をしないことです。
忘れ物に気がつく最後のチャンスですので、ここで今一度良く確認してください。
忘れ物をしないためには、チェックリストを事前に作っておくのが良いですよ。
そしてキャンプ場に向かう途中では、絶景ポイントなどの観光地に立ち寄りながら、ツーリングを思いっきり満喫します。
荷物をバイクに積み込む際には、時間に余裕を持って出発時刻よりかなり早めに取り掛かります。
バイクの積載は慣れていないとレイアウトを調整したりしてかなり時間がかかります。
私の場合、1時間くらい前から準備を始め、チェックリストを確認しつつ積載を行います。
ついでにタイヤの空気圧チェックを行います。
出発時には、荷物の積載が崩れないかを今一度しっかり確認します。スマホのナビの設定も正しいルートを示しているか、ルート全体を見ておきます。
走り出したらもう止まれません。地球を離れて月に向かうロケットに乗った気分で、目に飛び込んでくる景色を楽しみましょう。
キャンプギア満載のバイクでは普通のツーリングのように走れませんが、可能な限り立ち寄れる場所を決めておくと、キャンプ場に向かう道中も楽しめます。
お昼:昼食と買い出し
キャンプ場に着く前にやっておく事、それは買出しです。
キャンプ場のチェックインは午後1時からのところが多いので、昼食をどこでとるかは事前に決めておいた方がいいですね。
おすすめは地元で有名な飲食店で食べてみる事です。
もちろんキャンプ場についてから遅めのランチでも良いですが、お腹の虫との戦いになります。
夕食の買出しは、キャンプ場近くのスーパーや道の駅を利用します。
食材が痛まないようにしたいからという理由と、地元食材をぜひ使いたいからです。
地元で有名な飲食店は事前にリサーチしておきます。
バイカーに有名な店なんか良いですね。
キャンツーあるあるなのは、けっこう臨時休業している事です。
候補を2、3店舗見つけておきましょう。
肉や魚などは長時間バイクに乗せているとどうしても痛むため、キャンプ場近くのスーパーでサクッと買ってしまいます。
田舎の地元スーパーなどで買い物をすると、思わぬサプライズフードが入手出来たりします。
当たりかどうかは時の運です。
午後:チェックインから設営
キャンプ場についたらまずやることはチェックインの手続きです。
支払いや、サイトの場所、ルールなどを確認し終えたら薪やレンタル品などを入手します。
特にゴミ出し方法や夜の静かにする時間などは確認しておきましょう。
手続きを終えれば後は自由の時間です。
慌てずゆっくりとサイト設営を楽しみましょう。
受付でのチェックインでは、支払いとルールの確認、追加購入品の確認などを行います。
この時には、ゴミの出し方、灰の捨て場所、消灯もしくは静寂時間の確認、チェックアウトの時間などを確認しておきます。
薪の購入やレンタル希望がある場合など、このタイミング行なうことがほとんどです。
チェックインが済めば、あとは自由です。
サイトの様子を一通り確認したら、ベストなレイアウトでテントやタープを設置しましょう。
細かいことを言えばキリがないですが、日の沈む方角、日の出の方角、他のサイトとの位置関係、予想される風向き、人の出入や通行の有無など、いろんなことを想定して自分がゆっくり楽しめる位置にテントを張ることが結構重要だったりします。
夕方:夕飯準備と居酒屋開店
サイトが設置できたら、あとは夕食に向けて準備を進めるだけです。
まだまだ時間があるようでしたら、ここでのんびりと読書や一足先にクイっと一杯なんてのもありですね。
明るいうちにキャンプ場を散策なんてのもいいかもしれません。
明るいうちにやっておくこと、それは兎にも角にも、まずは薪割りです。
のんびりと宴を楽しむためには、薪の準備は明るいうちに済ませておきましょう。飲んでからでは斧やナイフを扱うのは危険すぎますからね。
薪割りが済んだら、次に取り掛かるのは夕飯のための下ごしらえです。
これらはぜひ明るいうちに済ませておきたいことです。
水汲みや、食材のカット、調理器具のセッティング、ランタンの設置などやるべきことはたくさんあります。
暗くなってから、LEDライトを煌々と照らして準備するのは初心者あるあるですが、暗くなったらあまりウロウロと歩き回りたくはないですからね。
ご飯を炊く場合、早めに浸水させておくと美味しく炊き上がります。
辺りが暗くなり始めたら、居酒屋開店です。
ランタンに灯りを付け、下ごしらえをした食材の料理を開始します。
お酒も頂きつつ、焚き火の薪をくべつつ、料理をしながら、つまみ食いも自由ですね。
夜:うたげ〜就寝準備
うたげの準備が整ったら、あとは黙々と料理を食し、酒を飲み、仲間がいるなら語り合う時間です。
お酒が入り、気持ち良くなってくる最高の時間ですが、就寝に向けた準備もしておかなければなりません。
決して深酒してそのまま寝てしまわないように!
命の危険を伴いますからね。
張り切って料理を仕上げていきましょう。
お酒を頂きつつ、できた料理を食していきます。
料理はテンポ良く、お酒はほどほどに。
仲間とのキャンプなら、大いに語らう時間ですね。
キャンプ場によっては、静寂タイムが設けられているところがあります。
星を見るなど、静かに自然を楽しむために、キャンプ場にいるみんなで協力して、自然と一体になる時間です。
焚き火の炎をメインとし、明るいLEDなどは消して、夜の星空を楽しみます。
この時間には料理はひと段落させて、できた料理を楽しみつつ、お酒を頂きながらゆっくりと自然を満喫します。
キャンプ場には、消灯時間を設けられているところもあります。(午後10時頃が多い)
これは就寝に入る人のために、明かりは極力控えて、車の開け閉めも止め、静かにしましょうねという時刻です。
この時間に寝なさいとまでは言われませんが、他人の睡眠を邪魔するような大声で話したり、車のドアを開閉したり、あちこち歩き回るのはやめましょう。
焚き火もそろそろ鎮火させるための段階に入ります。
熾火になった炎を眺めつつ、お酒を少し入れつつ、今日のキャンプを振り返って幸せに浸る時間と思ってください。
すぐに寝られない人は、ひっそりと自分の時間を楽しんでくさだい。
いよいよ寝る時間となりました。
寝る時に注意するポイントがいくつかありますので、ここでまとめてご紹介しておきます。
- 焚き火は鎮火を確認する(残り火が小さい場合は水をかけて消火)
- 生ごみや食材はテントや前室内に移動させておく(野生動物に荒らされます)
- 露で濡れて困るものはタープ下やテント内に移動させておく(着替えや電気製品、布製品など)
- ランタンの付けっ放しに注意
秋キャンプなどでは、結構夜露が発生し、朝方には外のものはぐっしょりと濡れてしまいます。
濡れて困るものはテントやタープ下に移動させておきましょう。
生ごみや食材を狙う野生動物も夜に活動します。
ゴミの出しっ放しは厳禁です。
テント内に入り、シュラフに身を包み、ぐっすりと休みましょう。
翌朝:起床そして朝食を経て撤収へ
おはようございます。
気持ち良く朝を迎えたら、元気よく今日の活動を始めましょう。
二日目の朝は結構忙しいです。
要領よくスケジュールをこなしましょう。
キャンプ場では、何時に起きようが自由です。
キャンプ場のチェックアウトの時間は大体が11時ですので、撤収にかかる時間や朝食で取りたい時間を逆算して起床時間を大まかに決めておきましょう。
まぁ、他のキャンパーさんたちも午前7時には当然起きて活動しますので、おそらく音で目が覚めることでしょう。
起きたら、顔を洗ってさっさと朝食を作り始めます。
慣れた人なら焚き火を使って料理をしますが、慣れないうちは時間がかかってしまうため、ガスや固形燃料でサクッと作れる料理を選びます。
人気はベーコンエッグとトースト、他にはご飯と味噌汁、BLTサンドを作る人もいますね。
朝はさっさと片づけてチェックアウトし、朝食は近隣の喫茶店でモーニングという人もいます。
人それぞれですね。
私の場合、とりあえずコーヒーから朝は始まります。
朝食を終えたら、ひとまずは使った食器などを洗います。
こなれた人なら洗い物は家でやる派という人も多いです。
バイクでのキャンプツーリングの場合、スタッキングのことを考えると汚れたままでは仕舞えませんので、洗うことが多いと思います。
洗い物が終わったら、乾燥させておきます。
乾燥時間の間に、ギアの収納を始めます。
グランドシートなどは、かなり濡れていると思いますので、天日干しします。
片付いたギアからバイクに積載していきます。
ここで気をつけるべきことは2つ。
- 忘れ物をしない
- ゴミをきちんと片付ける(来た時よりも美しくの精神で)
撤収時には、一度サイトの全周を歩いて周り、忘れ物がないかを確認します。
ペグやガイロープ、干していたシートなど意外と忘れていることが多いです。
チェックアウトはキャンプ場によって異なります。
そのまま帰って良いところと、手続きや確認が必要なところがありますので、事前のチェックアウト方法も確認しておきましょう。
キャンプツーリングの極意は、忘れ物をしないことと他人に迷惑をかけないこと
まだキャンプをやったことがない人に向けて、1日の流れやポイントについて解説しました。
キャンプツーリングを楽しく過ごすために必要なことは次の2点です。
- 忘れ物をしない(キャンプに行く時、キャンプから帰る時)
- 他人に迷惑をかけない
そして、要領がわかってきたら、時間を有効に使うことを考えるとキャンプツーリングがより楽しく感じられます。
さらに上級者になれば、「そのキャンプで何をしたいのか」を明確にしておくことで、もっともっとキャンプが楽しくなります。
キャンプは出掛けてしまえばあとは何とでもなります。
レンタルでもいいし、途中で買ってもいいし、諦めて別のことをしてもいい。
まずは一回やってみることです。
キャンプに正解はありませんし、他人に迷惑をかけなければどんなキャンプでも間違っちゃいない。
失敗を恐れず、自分だけのキャンプを楽しんでみてくださいね!